思考記録場

日常生活の中で気になったことや、感じたこと、考えたことを記述するだけの場所。

2020-01-01から1年間の記事一覧

秒針

深夜、僕と秒針以外に音を立てる者はいなかった。これは眠れない夜の常だった。僕は眠れないなりに何とか夜を越えようとして、布団に沈みこんで息を潜める。 僕が息を潜めると、この部屋で音を立てているものは秒針だけになった。秒針だけが音を立て、秒針だ…

ドキドキ!?深夜ドライブで東京旅行!!

ブログの下書きを見返していると1年前の東京旅行について中途半端に記された文章が出土した。途中までしか書かれていないが、友人と思い出を共有するために記事をアップする。なお、友人がこのブログを読んでいるのかどうかは定かではない。 〜〜〜 昼寝をし…

思考の断片集(1)

短編小説にすらできなかった小さな想いをまとめています。それぞれの短文にあまり繋がりはございません。よってあなたがこれらの各短文に繋がりを見出した時、それは僕ではなくあなたが大切にしている想いであるやもしれません。 あなたが簡単に切り捨てたも…

正体不明の侵略者

正体不明の侵略者がやってきた。僕らに彼らは見えないが、彼らには僕らが見えているようで、僕らは知らないうちに彼らから攻撃を受けた。僕らに彼らは見えないが、彼らから攻撃を受けていることは感じ取れるようで、ひとたび攻撃を受けてしまった僕らはたち…

プラスとマイナス

君の吐いた息が僕にあたって 僕の吐いた息も恐らく君にあたって そうして互いの呼吸を分け合えるほどに 君を近くに感じていたい。 君の腕が僕を抱きしめて 僕の腕が君以上に君を強く抱きしめて そうして互いに好きを譲れないほどに 君を近くに感じていたい。…

お星様になったのよ

もしもペットが死んだなら、僕は地面に埋めるだろう。地面に埋めて墓を建て、天を仰いで悼むだろう。 もしも友人が死んだなら、僕は葬儀に出るだろう。葬儀に出たら遺影を見て、大きな悲しみにくれるだろう。そして彼のお墓を前に、天を仰いで悼むだろう。 …

二十円のヤンキー

洗い物に使っていたスポンジがボロボロになった。経年劣化だ。新しいスポンジを使おうと思った。 スポンジは近所のスーパーで買った。五個入りで百円だった。ひとつあたり二十円である。とても安い。 新しいスポンジはとても尖っていた。そしてとても硬かっ…

そして、思い出す。

暑すぎる。まだ五月だというのに。まだ五月が始まったばかりだというのに。日本はどうしてしまったんだろうか。このままでは八月には五十度を超えてしまうのではないだろうか。いや、そんなわけないか。 こんなことを考えていると、去年の五月もそれなりに暑…

耳がポンコツ

僕は耳が悪いと思う。これは聴力が弱くて音が聞き取れないという訳ではなく、聞いた内容を頭の中で処理するのが壊滅的にヘタクソということである。 たとえば、僕が学校で先生とこのような会話をしたとしよう。 先生「ちょっといい?これ職員室まで運んでくれ…

りんごとは何だろう

りんごについて考えようと思った。 「りんご」とは何だろう。ある人は赤い果実だと答え、ある人は青いりんごだってあると主張し、ある人は青リンゴの色は緑だと言うだろう。スティーブ・ジョ○ズが作り上げた会社だと言う人や、東京○変のボーカルだと言う人もい…

だから僕はTwitterを始めた

Twitterを辞めて、数日が経過した。特に私生活に影響はなく、Twitterのことを考えなくなってきた頃、数人の友人からこの様な連絡を貰った。例として僕のブログに度々登場するPとのやり取りをご覧頂きたい。 どうやら僕の友人にとって、僕のTwitterは生存確認…

だから僕はTwitterを辞めた

11月18日、ふと思った。 「Twitter、しょーもなくね?」 Twitterでアカウントを作って2年が経とうとしていた。僕のフォローしているアカウントは友人ばかりではなく、誰だかよく分からない人も多く含まれるようになった。俗に言うツイッタラーと呼ばれる人々だ…