思考記録場

日常生活の中で気になったことや、感じたこと、考えたことを記述するだけの場所。

表情

ある日、友人と生物の話をしている際に、僕は何かが思い出せない時があった。何が思い出せなかったのかを思い出せないので、仮にAという現象を思い出せなかったことにする。僕は、「あれ?Aってどんなやつやっけ……やばい思い出せへん…………あ、あの現象のことか。良かった、思い出せたわ」等と、友人と話しているにも関わらず、自分の世界に入り込み、ぶつぶつ独り言を発しながら考え込んでしまった。それを見た友人は一言、「楽しそう」と呟いた。意味不明だった。

 

意味不明ながら、僕はこれに似た経験をしたことが何度かある。僕はそれほど楽しいと感じていないはずなのだが、周囲の人々に「楽しそうやな」、「何で笑っとるん?」、「顔がおもろい」等と言われたことがある。悪口だと思われる方もいるかもしれないが、これらは全て親しい友人に言われたことである。悪口だとは考えにくい。これらのことから、僕は普段から、自分が想像しているよりもニヤニヤしているのかもしれないと考えた。

 

鏡に映った自分の顔を見てみた。無表情である。少なくともニヤニヤしていない。生物のことを考えながら見てみた。無表情である。なんだ、ずっと無表情じゃないか。ウケる。と思った瞬間、ニヤニヤしていた。うわ、ニヤニヤしとるやん。ウケる。と思うと、ニヤニヤは止まらなかった。

 

このことから、僕は何かしらにウケるとニヤニヤすることが判明した。確かに、親しい友人に楽しそうだと言われた時は、何かしら楽しそうな話をしていた気がする。

 

しかし、これだけでは冒頭の問題を解決できない。何故なら、この場合は単にAという現象を思い出していただけで、ウケる要素が全く存在しないからだ。無意識の内にウケていたのだろうか。それとも友人の目か頭がおかしいのだろうか(失礼)。謎は深まるばかりである。

 

僕の表情に関する情報を知りたいので、この記事を読んだ友人は普段の僕の表情についてどんな印象を持っているか、差支えがなければ教えて欲しい。 

 

補足をしておくと、僕は常にニヤニヤしている訳ではないと思う。とある友人から、「何かを考えてるのは分かるけど、何を考えてるかはさっぱりわからん」と言われたことがある。この発言から、僕は考え事をしている時は無表情であり、表情から情報を読み取れないと推測できる。もし僕がニヤニヤしていれば、楽しいことを考えているんだなと友人は思うはずである。

 

しかしこれも冒頭と矛盾する。謎はまだまだ深まるばかりである。