思考記録場

日常生活の中で気になったことや、感じたこと、考えたことを記述するだけの場所。

漢検二級

僕は漢検二級を受けた。別に漢字が好きな訳ではない。むしろ苦手な方で、小学生の頃は何度も居残りで漢字テストを受けさせられたりもした。では何故、漢検を受けようと思ったのか。理由は主に三つある。

 

一つ目は、過去の失敗に対するリベンジである。僕は高校生の頃、強制的に漢検を受けさせられた。二級か準二級を選択でき、どうせなので2級を選んだ。基本的に僕は一夜漬けで何とかしようとする傾向にあり、この時も一夜漬けで挑んだが、落ちた。あの時の雪辱を果たすため、もう一度漢検二級を受けた。因みに、今回は計画的に勉強しようと考えていたが、結局二夜漬けになった。

 

二つ目は、英語ができないことの言い訳に使うためである。僕は英語が苦手だ。よく言い訳として、僕が日本人であり、英語圏出身でないためだと主張するが、この言い訳を使うためには、僕が日本語が得意であるという保証が必要である。漢検二級は常用漢字の中から出題される。合格することで、僕が常用漢字を使いこなす能力を持つと証明される。晴れて僕は英語ができない言い訳を、胸を張って主張できるという訳だ。

 

三つ目は、より深い思考を得るためである。僕は物事を日本語で考える。僕の中に日本語の語彙を増やすことは、思考の選択肢を増やすことに繋がる。日本語の武装を強化することで、僕はこの世界の理をより深く探求することができると考えた。

 

これらの理由から漢検二級を受けた。二日しか勉強していない割にはよく解けた。僕の書いた文字が汚すぎて判別不可能でもない限り合格は間違いないだろう。

 

今回の勉強を通して、僕は日本語を全く知らないのだと感じた。勉強すればするほど未知の熟語が現れる。特に四字熟語は初めて目にするものが多かった。きっと僕以外の人間でも同じ感想を抱くのではないだろうか。漢検二級は高校卒業程度の難易度と言われるが、これに対策なしで合格出来る日本人がいったい何人いるのだろう。

 

僕は日本人であるため、日本語はよく理解しておきたいというナショナリズムがある。これからも日本語を勉強していきたい。

 

追記

無事に合格しました。