思考記録場

日常生活の中で気になったことや、感じたこと、考えたことを記述するだけの場所。

一目置く同級生

尊敬する同級生について纏めようと思ったが、僕は同級生を尊敬していないことに気がついた。負けず嫌いな性格なので、同級生相手だとどうしても尊敬したくない、自分だって負けていないと思ってしまう。年齢で態度を変えるのは僕の悪いところだが、この短所を直すにはもう少し時間がかかりそうなので仕方がない。尊敬してはいないが、一目置いている同級生は沢山いるので、今回はその中でも特に凄いと思う同級生を数人紹介したい。前回、前々回と尊敬する先輩、先生についてまとめているので、そちらの記事も合わせてどうぞ。

 

ここから僕の同級生を紹介するが、同級生本人がこれを読んで不快に思う可能性がある。その時は言ってくれたら編集するし、なんならTwitter等で僕のエピソードを拡散してやり返してくれてもいい。また、少し馬鹿にしたような文章で書いたが、これは仲がいいからこそ出来ることだ。別に本気で馬鹿にしたい訳ではないということを念頭に置きながら読み進めて欲しい。もし人を馬鹿にしたような文章が苦手なら読まない事を勧める。

 

中学から仲のいいYという奴がいる。こいつは当時から他の一般生徒とは違っていた。明らかに異質な存在だった。それはもう涼宮ハルヒくらい突出していた。まず、Yは関西出身の癖に標準語を話していた。標準語しか話せなかった。僕を含めてクラスのみんなはもちろん関西弁を話すが、Yだけは常に標準語だった。本人はそれを気にして、一時期関西弁を練習していたが、とても下手くそだった。演技だとしても主演男優賞が取れるくらい下手くそだった。こんな人はYが初めてだったので、すごいなと思った。他にもFPSゲームが異常に上手かったり、ガンダムにすこぶる詳しかったり、飛行機の音を聞いただけで「あ、○○だ」と機体の名前を口にしたり(合っているかどうかは確認しようがないので不明だが、Yのことだから多分合っている)と、とんでもないやつだった。お前は本当に同い年の中学生か?と何度も疑問に思った。多分こいつは宇宙人だ。宇宙人は今でも僕の親友だ。人生長しと言えど、宇宙人と親友になるのは後にも先にもYだけだと思う。最近Yは車にハマっているようだ。Yの趣味にケチをつけるつもりは毛頭ないが、昔からYはシャコタン(改造して車高を無理矢理下げた車)をとても批判していたので、もしYがシャコタンに手を出そうとした時は僕が1度止めようと思っている。

 

次は高校で再会した頭のおかしいKを紹介しよう。高校の合格発表の時、受かった人は書類をいくつか貰うために列に並ばなければならなかった。その時、急に「木谷さんですか?」と話しかけられた。そちらを向くと、見たことのないメガネとその母と思われる人物が立っていた。誰だこいつと思っていると、うちの母が「あら〜Kさん!久しぶり〜!」とメガネの母と会話に花を咲かせ始めた。これがKとの保育園以来の運命的な再会なのだが、僕もKもポカーンとしていた。たぶんKもメガネの僕を見て誰だこいつと思っていたに違いない。こんな再会をしたKだが、とにかく破天荒なやつだった。破天荒すぎて彼のエピソードは紹介できないレベルだ。唯一紹介できそうなのは、僕の生徒会長立候補時の話だ。我が母校は生徒会長立候補時に、応援演説者を選ばなければならない。これはその名の通り、僕の立候補演説の際に、僕が如何に会長に相応しいかということを演説して応援してもらうというものだ。この応援演説の日程が定期テストの前日であり、誰も引き受けてくれなくて困っていたのだが、このKだけはすんなりと受け入れてくれた。ただ引き受けるだけではなく、その演説中に何度「ドゥクドゥン」と言えるかというスリル溢れるゲームまで用意してくれて、僕を楽しませてくれた。結果、Kは「木谷君に清きドゥクドゥンをよろしくお願いします」と見事に演説し、この応援演説のおかげで僕は生徒会長に当選した。こういうことをサラッとやってのけるKは多分妖怪だ。人生長しと言えど、妖怪と仲良くなるのは後にも先にもKだけだと思う。彼とはあまり親交がある訳ではないが、不意に誘われることがある。これからも不意に誘われるのかもしれないし、一生誘われないかもしれない。

 

Nというやつも頭がおかしい。N、通称化学の申し子は、僕が出会った中で1番頭がおかしい人かもしれない。化学の申し子の異名通り、化学の知識はずば抜けていた。定期テストで化学だけ満点を取るようなやつだった。聞いた噂によると、中学生の時点で爆薬を調合し、トンカチで叩いた衝撃で爆発させたことがあるらしい。しかも中学校の敷地内でやったらしい。クレイジーすぎる。そんなNと一緒に僕も実験をしていたことがある。身の回りの薬品をカメムシにぶっかけて、殺虫作用があるかどうかを調べる実験だ。僕らは薬品を単体で試すだけでは飽き足らず、複数の薬品を一度に使用することを試みた。その時、僕はかけようとした洗剤に「混ぜるな危険」と書いてあることを発見し、Nに「おい、混ぜるな危険だ。危険が危なくて危険だ」と危険であることを伝えた。それを聞いたNは5秒ほど洗剤のパッケージを眺めて、混ぜた。僕は驚いた。Nは「どっちも塩基性やから反応せんやろ」等と供述し、実際、僕もNも危険に遭遇することなく今も生きている。たった5秒ほどで混ぜるな危険の本質を見抜き、混ぜるという決断を下したNにはもう博士号を与えてもいいと思う。Nはマッドサイエンティストに違いない。人生長しと言えど、マッドサイエンティストと仲良くなるのは後にも先にもNだけだと思う。ちなみに、実験の結果サンポールが1番殺虫作用が大きかった。塩酸は強酸であると身をもって体験した。

 

一目どころか三目くらい置いているやつもいる。Kだ。またKだが、上で紹介したKとは別人だ。こいつはロボットみたいな完璧超人だ。まず頭がいい。めちゃくちゃ勉強ができる。基礎問題だけでなく応用問題までこなしてしまう。Kはしれっと京大に推薦合格したが、多分Kが東大を受けていたら合格していたと思う。本人は謙遜するだろうが、東大に受かっていたとしても、Kを知る同級生は誰も驚かなかったと思う。Kは頭がいいだけでなく、運動もできる。水泳部のキャプテンをしていた。泳ぎだけかと思ったら、体育大会のリレーでは他を突き放し独走していた。まさかの水陸両用だ。しかも両方高水準。シャア専用ズゴックかよ。Kは勉強と運動が出来るだけでなく、百人一首とかでも表彰されてたし、なんかよくわからん作文も表彰されていた気がする。逆にお前は何が出来ないんだ。ターミネーターでももうちょっと露骨な人間アピールをするぞ。Kは間違いなく未来から遊びに来た人造人間だ。人生長しと言えど、未来から遊びに来た人造人間と仲良くなるのは後にも先にもKだけだと思う。もうちょっと人間アピールをした方が現代では生活しやすいと思う。次のバージョンアップで対応して欲しい。

 

最後にKを紹介しよう。お前もKかよ。もうお前はPでいいだろ。はい、お前はP。これはピーマンのPではなく、プアーのPだ。Pは貧乳を弄られても笑いに変えられる逞しい女性だ。アホそうな顔をしているがかなりポテンシャルは高い。初めは「いいのは顔だけ」との噂を聞き、どんだけ性格悪いんだと思っていたが、話してみるとめちゃくちゃ面白いやつだった。ゴキブリのおもちゃを笑顔で投げ返してきたりするやつだった。ほんと頭おかしい。Pは頭がおかしいだけでなく、意外と常識を兼ね備えている。真面目な話をしようと思えばちゃんと出来る。将来の夢を叶えるために着々と道を歩んでいるし、読書も嗜んでいる。アホそうな癖に割と隙がない。こんなやつだから、気づいたらいつの間にか仲良くなっていた。Pは僕のことをどう思っているか知らないが、僕の中でPは親友Yの次の次の次の次の………次の次くらいに仲がいいと思っている。人によって好き嫌いが分かれるタイプなのかもしれないが、僕が思うにPはめちゃくちゃ良い奴だ。噂を流すやつはPの才能に嫉妬しちゃったんだろう。知らんけど。人生長しと言えど、こんなに良い奴と仲良くなるのは後にも先にもPだけだと思う。知らんけど。

 

以上が僕の一目置く同級生達だ。他にも漫画家志望のTや、顔がうるさいNや、寺生まれのT等、一目置かざるを得ないようなキャラの濃すぎる人物が沢山いるが、もう纏める気力がない。何故僕の周りにはキャラの濃すぎるやつしかいないんだ。もう疲れたよパトラッシュ……。まあ、これからもどうぞよしなに。